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国際協力

世界アンチ・ドーピング規程のもと、フェアでクリーンなスポーツの実現に向け、JADAは、海外のアンチ・ドーピング機関や国際競技連盟などと連携し、グローバルなアンチ・ドーピング活動を推進しています。

2014年から東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までの7年間で、発展途上国を始めとする100ヶ国・1000万人以上を対象として、日本国政府が推進する「SPORT FOR TOMORROW」というスポーツを通じた国際貢献事業が始動しています。
その中でJADAは「PLAY TRUE 2020」というプロジェクトを立ちあげ、未来のスポーツ、社会を創造するリーダーを育成することを目的に、アンチ・ドーピングの体制整備の支援や、アンチ・ドーピング教育教材の展開などを行っています。

また、ドーピング検査領域においては、海外のドーピング検査員の短期受入れや、アジア大会などの国際競技大会へ、日本で活動するドーピング検査員を派遣しています。

アンチ・ドーピング機関の支援

各国・地域におけるアンチ・ドーピング体制を整備することを目的に、アンチ・ドーピング機関スタッフの教育や、日本国内で展開しているJADAの活動について、経験やツールなどを共有しています。
また、アジア・オセアニア地域のアンチ・ドーピング担当者を招聘し、最新のアンチ・ドーピングに関する情報を共有する国際セミナーも毎年開催しています。

例:<ベトナムのアンチ・ドーピング機関>
2016年のアジアビーチゲームズ(ダナン)に向け、ベトナム内のドーピング検査体制や、アンチ・ドーピング教育の実施について支援

国際競技連盟とのパートナーシップ

日本で開催される国際大会を中心に、国際競技連盟と連携し、大会参加アスリートに対してアンチ・ドーピング教育などを実施。2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の主催国として、クリーンなスポーツに関するメッセージを世界に発信しています。

例:<世界バレーボール連盟>
2015年から継続的に、国際大会に参加するチームに対してアンチ・ドーピングに関する情報提供や、アスリートのメッセージを集め、ユース世代のアスリートや一般の人に向けて発信

教育パッケージの展開

スポーツの価値と、アンチ・ドーピングのルールに関する教育を推進するため、JADAではオリジナルの教育パッケージを開発しました。各国や地域において主体的に活用してもらえるよう、指導案の作成や、好事例の収集・共有を行っています。
スポーツ団体だけでなく、スポーツを通して未来のリーダーを育成するという観点から様々な団体に活用頂いています。

教育パッケージ特設サイト ※英語のみ

PLAY TRUE リレー & i-PLAY TRUE リレー

「スポーツにおける真実」「自分自身の真実」をテーマとして、アスリートへのインタビューを中心としたプロジェクトです。インタビューの中で、様々なスポーツ、年齢、国のアスリートが、世界で一つの特製PLAY TRUEリレー巻物にメッセージを書き込んでいきます。
そして、次はあなたの考える「スポーツへの想い」を未来へ、世界へつないでみませんか?参加型プロジェクト i-PLAY TRUEリレーでは、皆さんのメッセージを待っています。

PLAY TRUE リレー特設サイト
i-PLAY TRUEリレーに参加する

海外からのドーピング検査員の受入れと、海外大会への派遣

人材育成の観点から、海外のドーピング検査員の日本への受入れを行っています。招聘された検査員は実際の検査現場での対応や、日本の検査員との情報交換を通して、手技などのスキルを向上させます。
また、日本で活動するドーピング検査員をオリンピック・パラリンピック競技大会やアジア大会など、海外で行われる国際総合大会へ派遣し、クリーンな大会が開催されることに貢献しています。