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アンチ・ドーピング規則違反いはん2  禁止物質・禁止方法の使用または使用をくわだてること

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CODE2.2  競技者が禁止物質若しくは禁止方法を使用することまたはその使用をくわだてること

制裁期間は4年

対応する6つの役割と責務は

ルールを理解し守る、

身体にり入れるものに責任を持つ、

アスリートとしての自分の立場と責務を伝える、の3つ

禁止物質・禁止方法の使用をくわだてたり、実際に使用すると規則違反いはんとなります

たとえ、禁止物質が採取された検体(尿にょうや血液)から検出されなくても、禁止物質・禁止方法の使用をくわだてたことが証明されると、規則違反いはんとなります。

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アスリートバイオロジカルパスポート(頭文字をとってABPという)

ABPは、アスリートから経時的に検体を採取することにより、これまで分析ぶんせきによる検出が難しかった禁止物質・禁止方法の使用を明らかにするための検査方法です。

1回のドーピング検査において禁止物質・禁止方法の存在が検出されなかったとしても、経時的に検査データを蓄積ちくせき分析ぶんせきする中で異常な変化が検出された場合、その変化が禁止物質・禁止方法の使用の結果であることが証明されると、アンチ・ドーピング規則違反いはんとなります。

車のスピード違反いはんに例えると

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通常のドーピング検査はある一定のポイントのみで測定

ABPの場合は経時的に測定(分析ぶんせき)し異常を検知