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ドーピング検査を受けるときにアスリートの「やらなければならないこと」と「できること」

アスリートは透明性とうめいせい一貫性いっかんせいが確保されたドーピング検査を受ける権利があります。検査の通告後にアスリートに手渡てわたされる用紙に「責務(あなたがやらなければならないこと)」と「権利(あなたができること)」が記載きさいされているので確認しましょう。

ドーピング検査対象アスリートが「やらなければならないこと」責務

A  検査中は必ずDCO(またはシャペロン)から見える場所にいること

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B  写真付身分証明書をDCOに提示すること

競技会ADカード、パスポート、学生証、運転免許証めんきょしょうなど

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C  検査中は必ずDCO(またはシャペロン)の指示に従うこと

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D  正当な理由がない限り、通告後すぐにドーピング検査室へ行くこと

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(注)A~Dを守らない場合は、規則違反いはんとなる可能性がある

ドーピング検査対象アスリートが「できること」権利

A  コーチなど成人1名、必要に応じて通訳者を検査室へ同伴どうはんすること

(注)アスリートが未成年の場合は、成人の同伴どうはん必須ひっす(詳しくはP32へ)

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B  検査手順などの疑問点を質問すること

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C  正当な理由があれば、DCOの許可を得て、検査室へ行く前に必要な用事を済ませること

(注)正当な理由=メディアへの対応、表彰式ひょうしょうしき出席、ケガの治療ちりょう自身の身分証明書を取りに行くことなど

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D  身体障がいやケガで検査への対応が難しい場合に、DCOの許可を得て同伴者どうはんしゃなどに補助してもらうこと

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